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いつもあとちょっとと思ってからが長いのです。まあ前より推敲頑張るようになったので!? まあ!?
拍手ぽちぽちありがとうございました~!!
次の話はプロットもう作ってあるので頑張ってガリガリ書いていきます~!!
あと2場面で中編終わりです~。うおー頑張るですぞ~。
次の章とその次の章で6話は終わりなんですが、一応プロットもそこまではできているのでサクサク書きたい、サクサク! サクサク!
年内に第2部終わりたいな!! 無理だろうな!! 今日は肉食ってパワーつけてきます!!
1749年8月28日正午、12時の鐘が鳴るとともに、私はフランクフルト・アム・マインでこの世に生を受けた。星の位置は吉兆を示していた。 ――『詩と真実』より。
というわけでゲーテの誕生日です。何かしたいなーと思いつつ何も浮かばないまま18時を迎えてしまった……。『イタリア紀行』の8月28日付の記録とか読んでニヤニヤはしたんですけどね。折角だからおすすめのゲーテとか紹介したいじゃないですか。
はい。というわけで今日の日記はエッカーマン著『ゲーテとの対話』について語りたいと思います。いつも更新記録か進捗状況くらいしか書かない日記なんですけど。折角なんで。折角推しの詩人の誕生日なんで。
まずゲーテって誰だよって言われるとあれなんで、代表作は『若きウェルテルの悩み』『ファウスト』と言っておきます。ウェルテルは小説、ファウストは戯曲です。他にも数多くの詩や小説を残していて、シューベルトがゲーテの書いたポエム『魔王』に曲をつけたと言ったら「あー」ってなるんじゃないでしょうか。
じゃあエッカーマンは誰だよと言うと、この人は晩年のゲーテの友人です。40歳だか50歳だか年齢が離れています。師弟と言えそうな部分もあり、秘書と言えそうな部分もありますが、(実際に老ゲーテの秘書とされていることが多いです)本人は「友人と言ってほしい」と主張していたそうなので彼の意向に沿いたいと思います。
『ゲーテとの対話』はこのエッカーマンが晩年のゲーテの言行をまとめたものなんですね。で、まあ、長々とネットで検索すればわかるようなことを書いても仕方ないので結論から言いますと、
これ創作する人のための本です。
小説でも漫画でも映画でも舞台でも美術でもなんでも創作するということに関わっている方は、読めば得るものが大きいんじゃないでしょうか。
あのね、パワーストーンの広告とかじゃないんですけどね、私はこれ読んで、ずぶずぶゲーテ沼にはまっていくにつれて、ものすごい自分の世界が広く深くなっていったので、とにかくスゲーぞと言いたいわけなんです。
200年も昔のドイツの人たちが喋ってることなのに創作あるある話には頷くしかないですし、いかにして目指す創作者となるかという指標が記されていると思います。
なお故・水木しげる先生は『ゲーテとの対話』を暗記するまで読み込み、戦場へも持っていったということです。『ゲゲゲのゲーテ』とかいう冗談みたいな名前の本も出ています。
私の場合、『ゲーテとの対話』は「なぜ書くのか?」「なんのために書くのか?」「書き上げたところで一体なんになるのか?」といった、ともすれば遅い筆を止めてしまうような自問に答えてくれる本でした。
いや、まじで心が楽になりましたよ。その代わり鋭いナイフで抉られることもありましたが。ちなみに耳が痛かったゲーテの言葉がこちら。
「スケールの大きい文章を書こうとするなら、スケールの大きい性格を持たなければならない」
耳が……痛いです、先生……。「ひとかどのものを作るためには、自分もひとかどのものになることが必要だ」なんかも同じ系統の言葉ですね。「比較的才能の乏しい連中は芸術そのものに満足せず、作品の完成によって手に入れたいと望む利益のことばかり考えている(※うろ覚え)」とかね。もうね、巨匠にはお見通しですよ。
芸術そのもの、というのは要するに小説でいえば「書くという行為」のことです。真の芸術家は制作することにのみ熱中するものだと、いつまでも書き終わりたくないと思うものだと、そういうことが書かれているわけですね。「書いたということが大事なのであって、それが世間でどう扱われようとどうでもいいことなのだ(※うろ覚え)」とか思わずハッとしました。
またこれを記録するエッカーマンがゲーテ大好きでねえ……。一々いちいち「今日はゲーテとふたりきりだった」とか「私はゲーテの手を握って彼をなだめた」とか「その情報いるか? 本当にいるか?」ってことまで載せてくるので腐ったお姉さんは別の楽しみを見い出せるかもしれません。
前・中・後と3冊あるんですけどね、私この本に付箋貼りすぎてハリネズミにしましたからね。すごい情報の量と質です。
一応付け加えておくと、『ゲーテとの対話』は全編通してエッカーマンのゲーテ大好きフィルターがかかっているのでおそらく実際のゲーテとは多少異なる面があります。でもここに書かれたゲーテもまたひとつの真実なのだろうなと。
この『ゲーテとの対話』が気に入ればゲーテの著作もおのずと気になってくるし、ゲーテ沼に一直線ですよ。はっはっは。ちなみにゲーテの書く主人公はどいつもこいつも大概なので、主人公がクズなのはちょっと……という方には『詩と真実』『イタリア紀行』などをおすすめしておきます。
ゲーテはいいぞ!
いやー、すごかったですね。
以下感想をつらつらと。ネタバレは控えるつもりですが気になる方はご注意ください。
中編と後編のプロット作っております。いつも用意するプロットよりだいぶ細かい半分本番みたいなプロットなので後編がまだ終わらない……。「こうなる予定で書いてるけど本当にこうなってくれるのか???」と不安すぎて見切り発車できないアレです。整合性を保つことに消費するエネルギーがぱねえ。昔に比べて筆が遅くなったな~としょんぼりしていたんですが、昔より書いてる話の設定が複雑なんだから仕方ないですよね。うん、きっとそう。
拍手ぽちぽちありがとうございます~!